2016年2月9日火曜日

池田の街道

池田の街道

能勢街道
 大坂天神橋を起点として池田を経て能勢妙見山や亀岡に通じる街道です。能勢街道と呼ばれるのは明治以降で昔は大坂道・池田道と呼ばれていました。落語の「池田の猪買い」
 の話もほぼこの街道を通る筋書きとなっています。石橋から井口堂・鉢塚・本町・新町
 木部・古江と池田をほぼ縦断する池田の最も重要な街道です。
余野街道
 明治時代以降の呼び名で昔は久安寺道・亀山道・摂丹街道などと呼ばれていました。新町を分岐点として久安寺・止々呂美・余野・亀岡へと余野川に沿った街道です。
妙見道
 名前通り能勢妙見への参詣道です。余野街道・能勢街道でも妙見へは行けますが、近道となっています。古江・吉田・長尾山へと抜けます。
中山道(巡礼道)
 西国33ケ所23番札所「勝尾寺」から24番札所「中山寺」に至る道で箕面・池田から呉服橋を渡り山本・中山に至ります。
尼崎・池田道
 池田から伊丹を経て尼崎に通じる道。市内を南北に通り、伊丹市内では猪名川に沿って尼崎に入ります。
有馬道
 箕面市瀬川で西国街道から分かれて井口堂で能勢街道と交叉し神田を経て川西市加茂へ
 宝塚市小浜宿を経て有馬に至る道です。秀吉が有馬温泉へ湯治に行くとき池田にも立寄り有馬へ行きました。秀次・秀頼も同じコースで通りました。
西国街道
 京都東寺を起点として西宮に至り、山陽道に合流する重要な街道です。参勤交代や秀吉の山崎の合戦の「中国大返し」で有名な街道です。
町石(ちょういし)
 町石は主に社寺の参道にあり、距離を表す標識で「道標」と共に旅人への案内・目安に1町(丁)109mを単位として適当な場所建てられました。五輪塔形式のものが多く、

 「地・水・火・風・空」の宇宙を表わし、上に梵字が彫ってあります。
  H23.6.(2011)

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