2016年2月9日火曜日

将軍地蔵

将軍地蔵菩薩
「がんがら火祭り」は火の神「加倶鎚神(かぐつちのかみ)」と、その本地仏「将軍地蔵」を祀る行事です。伏尾にも愛宕山があって伏尾でも火が点された頃がありました。ここの祠(ほこら)に本尊として祀られていた「将軍地蔵菩薩像」が久安寺に移されていることを住職に教わりました。この像は衣冠(いかん)束帯(そくたい)の姿に甲冑を(まと)い、右手(しゃく)(じょう)の代わりに松明(たいまつ)を、左手に如意(にょい)宝珠(ほうじゅ)を持ち馬に(またが)った木像です。江戸時代の作と思われ摂津国豊嶋郡伏尾村住人の記銘があります。珍しい将軍地蔵菩薩像で始めて見る貴重な遺物です。
将軍地蔵は鎌倉時代以降軍神として武家の間で信仰されました。京都愛宕山「白雲寺」・京都北白川瓜生山町「将軍地蔵堂」・京都清水寺などの将軍地蔵が有名です。

愛宕火(大一文字)と地蔵盆は地蔵菩薩の縁日8月24日に同時に行われます。京都の大文字送り火は8月16日で先祖の精霊を送る盂蘭盆(うらぼん)の行事です。同じ火文字ですが目的は全く違うのです。関東では同じ「加倶(かぐ)(つちの)(かみ)」を祀る浜松市の秋葉山が有名です。秋葉原は今やAKB(あきば)48で著名となっていますが、元は江戸の町の火災類焼を防ぐための原っぱだったのです。H23.10.(2011)

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